Yochey's Whimsical Daily Report

大好きな中濃・奥美濃方面のサイクリングに関する情報とか、ライド顛末記など。あとは自転車やそれにまつわるあれこれを。

#Ridesolo #Ridelightly

想像以上、いや、想像通りの規模で拡大し続けるコロナ禍です。

皆さまもご自身の体と心の健康を第一に、どうぞご自愛のほど。

 

いま、自転車を楽しむ私たちが考える「自転車の乗り方」について

あちこちでその指標的なアナウンスがなされています。

 

たとえばこちら。

www.cyclowired.jp

 

自転車乗りとしては…

 

・ソーシャルディスタンス(他社との適正な距離を保つ)

・ソロライド(ひとりで走る)

・追い込まない適度な負荷・距離(免疫系への負担を強いない)

・ケガしない(病院にかかって医療機関に負荷を掛けない)

・室内で走る(外出るな)

 

という項目でまとめられています。なるほど。

 

 

今まで「レース命」であったような方々にはなかなかにツライ(?)項目が並んでいるのかな、と思います(一人で走るとか、追い込まずに走るとか…)。

 

が、逆にゆるいライドをする機会を強要される(語弊がありますが)事で、いつも練習でもがき倒しているあの直線の周囲をのんびり見渡しながら流してみるのも良いんじゃないかな、なんて思ったりもします。

 

 

 

1秒を削る、ライバルに打ち勝つ。ものすごく楽しいデス。快感です。

一度味わうと麻薬です。そのためにいろんなものを捨てられます。

 

 

 

でもたまには一人でゆる~く走る「遅い悦楽」もアリですよ。

 

コロナ禍が一刻も早く鎮静化して、のんびり走って、レースでもがいて、全てのライダーが楽しめる日が来ますように…。

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ふりをする

コロナ禍が終息の気配を見せぬこの頃です。皆さまご自愛のほど。

 

 

 

~寝てるふり、見て見ぬふり~

 

などなど、ちょっとネガティブなイメージ(?)の「ふり」。

ロードバイクなんかで走る時には、「ふり」も使いようかな、というお話。

 

 

公道を使って移動し、移動することそのものを楽しむロードバイクライドにおいて必須ともいえる技術(というか意識?)は信号を送ること。いわゆる「手信号」などです。

 

ストップランプもウインカーもない自転車で、自動車と場所を共有して移動するのであれば、自分の動きを知らせるためにそれなりの事をせねばならないと思います。

 

その際「片手運転」が走行中に安定して出来るという技術が必要になります。手信号を送る動作でバイクが大きくふらついてしまえば、意思表示することがむしろ危険行為になってしまいますからね。

 

 が、その技術の練習などについてはここでは書きません。大切な技術なのですが、書きません。活字で上手く伝えられません(汗)ので、どこかできちんと習いましょう。

 

もしくは、ご一緒出来る機会があれば走りながらでも聞いてください!

 

 

さて。ここからはあくまでも私の体験・実際に行っている事、考察です。

 

 ロードで走行の際は、できる限り(走行安定性が保てる限り)手信号を出すようにしているのですが、そのほかに、普通に走っている最中にしている事があります。

 

それは、走路を共有する車に対し 後方を気にする「ふり」です。

 

ふりだけして気にしていない訳ではないですよ、メチャクチャ気にしています。人を連れて走っている時などは猛烈に気にしています。普通にふり返りながら走行もしますし、できます。

 

が、そう頻繁にぐるぐる首を回すわけにもいきませんし、前方不注意にもほどがあります(苦笑)ので、そんな時につかうのが「ふり」です。

 

まっすぐに走っている時に、後方から車が接近・追い越しをしてくるな…というのが音で分かることは多いですが、その際(直前ではかえって危険ですが)ちらっと首を振って「後ろから来ていることを気にしていますよ」をアピールするんです。

 

視線は前方でも、首はちょこっと振り返る「ふり」。

 

実際は、聞いた音に対して首を少し回しているだけです(進行方向12時に対し2時半くらいかな)。でも、これで車側には「追い越しを気にして走っている」という風に見てもらえる(私が車側の場合は、そう見ます)ので、ちょっと気遣ってタイミングを計ってくれたり、距離を取ってくれることが多い気がするんですね(当社比)。 

 

これでしたら、手放しに自信がない、振り返ったりするとふらついて怖い、という方でも、バイク操作に集中しつつ比較的無理なく他の交通への意思表示ができるんじゃないかなと(追い越し、追い越されの場合です)。

 

 

追い越され際に「ありがとう」的にちょっと手を上げたり、気遣ってくださったお礼にペコリとやると、チラッとハザードで応えてくれたりする人もまあまあいます。

 

お互いの意思疎通が上手くいっていれば、もっとスマートで楽しい乗り物のはず。

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郡上美並・大矢駅にて。桜は、3分咲き

 

いよいよシーズンインです。皆さんもスマートライドを。

 

チェーンを換える

医者の不養生、紺屋の白袴、髪結い髪結わずと申しまして。

 

私の愛機 TREK CHECKPOINT も「使い倒し」の部分がチョコチョコとございます。本当はこれではいけないのですが、長く乗っている経験から、「使い方」でうまくごまかせてしまって何となく後回しにしてしまうんですよね(汗)。

 

とはいえ変速性能のあいまいさや駆動音の大きさが気になってきた最近、さすがに整備せねばなるまいと思った先日、(やっと)チェーンを交換しました。

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チェーンにも色んな種類があります

ここ数年はパーツ・消耗品類の値上がり幅が大きく、「自転車エンゲル係数」を押し上げる一因となっておりますが、チェーンも例にもれず結構値上がりしております。

 が、この部品のメンテナンスをおろそかにすると、後々莫大な(←大げさ)メンテ費用を支払うハメになります。
 

 きれい好きな方はこまめにチェーンを洗浄していて(←良い事です!)、注油もしっかり管理されローラーの回転もスムーズ。外観上はまったく劣化を感じさせませんが、チェーンの伸び具合というのは目視上分かりにくく、また避ける事ができない劣化です。

 

 一般的には走行距離3000kmとか〇〇kmとか言われていますが、そこまで厳密に管理することはなかなか難しいですので、ちょっと変速性能が落ちてきたな…という時に行うシフトワイヤのテンション調整(アジャスタでの微調整など(除くDi2類))と同時にチェーンの長さを見ておくというのがきっかけとしては良いのかな、と思います。

 

 

 チェーンの長さ(伸び量)をみるのはこんな工具。

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チェーンチェッカー

姿かたちは違いますが、各社から同様の測定工具が出ています。PARK TOOL のものが交換時期の案内が一番辛口な数値なんじゃないかな?0.75mmの伸びで要交換となっています(他のメーカーだと1mmまで大丈夫って物もあったはず)

 

 さっそく私のバイクのチェーンを測ってみると、0.75をきもーち超えた程度でした。この位なら大丈夫なんじゃないか?と思いますが、逆に言うと(他の要因もありますが)たった0.75mmほどで五感に訴えるほどの変化(異音や振動)が出てしまうとも言えます。

 

  もう少し言うと、チェーン新品の測定値(初期値)には個体差があって、それは工具メーカーも当然把握しています。ですので、このチェーンチェッカーにも「New chain: .25-.5」と記載がありますよね。新品の状態から交換時期までに 0から0.75mm の猶予がある訳ではないって事です。実際はもっと短い猶予しかないのです。 

 

 交換後は、使用チェーンの初期値を測って把握しておくこと。

 

 実際、私のチェーンは初期値が約0.35mmあたりでしたので、交換までの許容伸び値は 0.4mm ほどです。すくな!(いや、こんなモンなのかな…)

 

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私のチェーンの初期値は .35mm くらいでしょう

 

 どれだけ綺麗に清掃しても、物理的な変化(劣化)は止められません。単純に使用期間や距離で交換時期を見るのも良いですが、そこまで管理するのが面倒なら、意外と「感覚」に任せてスパッと換えてしまうのが最善の方法なのかもしれませんね。

 

 

 

 ちなみに、今回の交換までの走行距離は2500kmほどでした。決して褒められないずぼらな管理の割にはまあまあ乗れた方なのかな(苦笑)。

 

 

弘法も筆の誤り

 

【弘法も筆の誤り】

●達者な者でもミスをしてしまう事がある(←超雑な解説)

 

 

今日は愛機TREK CHECKPOINT のメンテナンスなどをしております。

今回のお題は「チェーンリング交換」。まあ、慣れたものです。

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楕円から真円へ、172.5から170へ
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BOOMERANG

今日は大きな自然災害が日本を襲った日。

 

私自身が何かたいそうな事ができた訳ではありませんが、忘れてはいけない日であることと心に留めています。人は自然の脅威の前になんと無力なものか。だからこそ、日頃身近にある自然に「謝」の精神で接しなければならないのだと。

 

その気持ちを忘れたり立場をわきまえない振る舞いをしてしまった時に、きっとそれはブーメランのように戻ってくるだろう、と。

  

 さて。

 

先日、岐阜県は関市のフリーマガジン「ぶうめらん」に、私も参画させてもらっている「大杉マウンテンバイクトレイルパーク」の紹介記事を掲載いただきました。

 

web.vousmelan.com

 

関市はなんにもない!と、やや自虐から入るこのフリーペーパーですが、硬柔取りまぜ、面白い誌面であります。

 

そして御縁あって、インタビューページにもちょこっと載せてもらって嬉しいやらなんやらで。さらに表紙に写真を採用して頂きまして…本当にありがとうございます。

 

 と。

 

今日はこのささやかな喜びをちょこっとアピールしてみたかっただけというエントリでございました。てへ。

 

【ROAD Ride】3月1日、ひるがの初め

もう3月。早いものです。

巷では某ウイルスの猛威に戦々恐々の日々ですが、春らしい晴天に恵まれた3月朔日は、普通なら雪で遠慮する奥美濃・ひるがの高原へ足を伸ばしてみよう。

 

 と、思い立ったのが先週末。

 

先月末に届いた新しいRBCサーモジャージに袖を通し、真冬よりちょっと軽めのインナーウェアをチョイスして参りましょう。f:id:yocheyRBC:20200301235114j:plain

 

今回のルートはこんな感じで、約90km。県道や広域農道を使用して上り、国道を一気に下ってくる、ひるがの高原方面へライドされる方には定番?ともいえるルートです。

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春一番と言うほどではありませんが、イジメか!といいたくなるような意地悪な向かい風に抗いながら(私、脚パンになりながら踏む感覚が好きなのでけっこう楽しい)、道の駅 古今伝授の里やまと へ。

 

GTBC(岐阜東濃バイシクルクラブ)さん寄贈のバイクラックを使わせてもらい、缶コーヒーをキュッと飲み干す休憩から、やまびこロードを上って一路ひるがの高原へ。

 GTBCさんは今年、「ツール・ド・郡上」というライドイベントを計画されています。ボランティアスタッフの募集もしていますので、ご興味のある方はチェックを!

 

GTBCツール・ド・郡上!

 

 

さて気になるやまびこロードの状況ですが、道路上に積雪(残雪)はナシ!山肌から流れ出た水などの凍結も、よほど早朝でもない限りないと思いますので、そろそろこちら方面に足を伸ばしてもらっても大丈夫かと思います。

 

ひるがの高原 牧歌の里 はまだウインターシーズン営業中ですが、周辺の広大な畑、遠くに見える白く雪を冠した山々を見ながらのライドはいつ来ても爽快で、ココまでのきつい勾配を忘れさせてくれます(少しだけ(笑))。

 

ひるがの高原に着いたらとりあえず休憩。さすがにここからの長い下りは体が冷えそうなので、ウインドブレーカーで対策です(今日に関しては杞憂でしたが)。

 ひるがの高原や荘川・高山方面は、春になっても天候の急変で一けた台の気温に化ける事が時々あります(私も数年前の4月末頃に松ノ木峠(荘川手前)周辺でいきなり雹雨に降られ、現地気温3度のなか半袖ジャージの丸腰。本気で死ぬかと思いました…)ので、ゴールデンウィーク前くらいまでは念のために上着を持参してライドすることをお勧めします。

 

あとは、このルートでは下りとなる国道156号線のひるがの高原~白鳥手前辺りは、道路左側が荒れている(舗装が割れていたり、深い亀裂が入っていたり)場所が多いので、あまり左に寄り過ぎないように、そして飛ばし過ぎないようにするのが得策です。

 ほっといても60kmhくらいは出てしまう斜度で、ガードレールの向こうは断崖という場所もある高い山です。緊張で体が固くなってしまうような速度域に入らないように…。

 

 

無事是名馬」は、競技者にもツアラーにも共通のモットー。

 

ヘトヘトになるまで走りまくるのも楽しいです!が、最後はケガなく事故なく笑顔で帰還。自身への戒めもかねて、シーズンインされる皆さま、ご安全に。

 

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ヘトヘトで、でも楽しく帰還の図。

 

 

 

体のバランス観その2:まっすぐ走ること

今年に入って某肺炎の脅威が毎日のように報道されていますね。

もはや対岸の火事ではなく、とはいえ個人レベルで出来ることなど限られていますが、とにかく用心に越した事はありません。

くれぐれもお気をつけください。特に体調管理。健康第一です。

 

 さて。

 

先日は週のルーティンにのっとり実走ワークアウト(という名の気分転換?)に行ってまいりました。ルートはこれまたいつもの往復コースです。

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スタートは「みなみ子宝温泉」駅。ここから県道をつかって長良川沿いを北上し、白鳥で折り返す約85kmの定番コースです。

 

ほどよく駆け上がる丘を含めた上り(下り)勾配のルートを往復するのですが、往路は脚の回転を重視した行程、復路は下り基調を利用した重めのギアでの速度維持練習、といった意識です。実際はそこまで厳密に管理して走ってはいません(苦笑)が、楽しみながら自然にそんなゾーンに入ってくる、そんな感じですね。

 

折り返し地点である郡上市白鳥のエリアは、「郡上おどり」と双璧を成す(と言っていい!)「白鳥おどり」の地でもあり、呑み・食べのレベルも非常に高いエリアとして知る人ぞ知るところです。

 

もちろん今回も、折り返し点にてお昼ごはん休憩。 Pizzeria GONZA です!

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本日のタイトルについてすこし。

 

走っている(練習している)内容なんかは、他のすごい方々の読み物を参考にしていただければと思いますが、私が常に考えていることは、「バイクと自分の位置関係」でしょうか。のんびり走っている時も、これは意識しています。

 

具体的には「まっすぐ走る」。これも多くの方が言っている事なので今さらなんですが(汗)、左右の体の動きやクセが「まっすぐ走る」ことを阻害しているケースがあるので、あえて必要のない動きをすることで、無意識に動いてしまっている体のクセを放っておかないように気にしています。

 

 

では、あえて必要のない動き、とは。

 

特にロードバイクでの公道走行(が多くの割合を占めると思います)で取るアクションのひとつに「振り返る」動作がありますよね。安全確認やグループの意思疎通に欠かせない動作です。

 

この動作、左側通行をきちんと守れば、多くの場合体の動きは「右後方に振り返る」ことになると思います。よほど道路のど真ん中を走らなければ、まずこの動きが主になるはずです。

 

この時は右に体をひねる動作になり、それには慣れているので振り返ってもバイクはまっすぐに走らせられ(ていると思い)ますが、それに比べると左後方をしっかり振り返る機会というのは少なめで、この体のクセ(差)がまっすぐに走る事を邪魔しているケースがあると考えています。

 

ということで、私が時々意識づけのために行っている必要のない動きとは「左後方へしっかり振り返る」動作です(もちろん安全が確認できる場所で行うことに気をつけています)。

 

これがなかなかに気持ち悪くてですね(笑)、体をねじることができる量(角度)が左右で結構違う事に気づくのです。そしてその差・気づきが、始めに書いた「まっすぐ走る」意識へつながっていきます。

 

この左右の違いが「バイクと自分の位置関係」に関わっていてですね、これより先は話が長くなりそう(説明がヘタ(苦笑))なので、またの機会か、ご一緒出来るご縁があった時にでも。

 

分って頂けるキーワードは、そうですねえ、バイクの軸、自分の軸、頭、肩、辺りを連想してもらえれば色々とトライして勘づいて頂けるかな…と思います。

 

尻切れトンボになっちゃいましたが、今日はこれまで。